2026年1月12日月曜日

1036 不毛の時間帯

  

この番組の放送時間帯は、不毛の時間帯と言われ、なかなか視聴率がとれない売り物にならない時間帯だったが、一変したのだ。

この番組が放送されると、業界の人達から見ると、中継車を持ち込んで、かなりケーブルを引き回し、番組が作られていると、思ったらしい。

コスト的に中継車をキープすれば、キープしただけで一日百万以上はかかってしまう。

こんな時間帯に、中継車を使って、番組を作るなんて、とても考えられない・・・・といわれたのである。

この番組は、スタジオで番組を作る以上の、素晴らしい画が、低コストで、茶の間に届けられたのである。

ロケの場合、だいたいバッテリーは5、6個持っていく。

ねるとんは、4チェーン必要なので、照明やVTRなどを含めても、30個前後あれば十分だ。

他にも、海外や国内ロケがあるが、トータル的には問題なし。

このシステムは、威力を発揮したのである。

スタジオの音楽番組やドラマなどは、台本があって、ディレクターが、カット割りを決めていく。

重要な仕事である。

ロケの場合、いちいちカット割りなぞ言っていられない。

カメラマンが、全体的な画の構成、流れを把握していく必要がある。

かなり高度な能力を必要とされるが、バッテリーの問題が解決され、番組内容に集中出来るため、いい番組が出来るという訳だ。


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