2026年1月17日土曜日

1042 熱意

 

どうせなら、半端でない覚悟を持って、一気に攻めよう、それしか道はない」 と説いたのである。

いや、間違いなく、説教だった。

あまりの熱意に社長は、反省をした。

飛び出した連中は、折あらば、更に社の弱体化をさせよう、取って代わるべく、虎視眈々と狙っている。

それに比べ、注目もされず、黙々と仕事をし、管理職の機会を与えられなかったこの男が、本気で社を憂い、例へどのような事があっても、最後まで残って踏ん張ると言い切る。

「飛び出したい人は、飛び出せ! 自分は最後まで残る、看板は俺がはずす!」と不動の姿を見せるひかるを見直したのである。

逞しく、一回りも二回りも大きく脱皮した姿で、全社員に号令を発したのである。

社長は、自分の人材登用が間違っていた・・と

そして最後に言った。

責任は、すべて社長である自分がとる、社長の采配すべて任せる、存分に暴れてみろ・・と

ひかるが思い切った、電光石火の行動が採れたのには、この暴走があったのだ。


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