2025年7月31日木曜日

1158 ハローワーク


この島の方言を聞いていると、訳の分からない事が沢山出てくる。

足の事をパンと呼び、ハブの事もパンという。

畑に使うクワの事をパーイと呼ぶ。

このパーイはペルーの山奥の原住民が使う言葉だと言われている。

インドネシアを旅行したおり、ところどころ車窓に、MAKANというローマ字の看板が出てきたのでガイドに聞いてみると、レストランの意味だという。

島の方言で、旨いは、まーはんと言うが、インドネシアのマカンと発音イントネーションがぴったりだったのには驚いた。

ちなみに島では、食器のちゃわんもマハンと言う。

また島の方言で、殆んど当てはまる事だか、複称、総称の場合、単称の単語に、ERをつければ事が済む。

その点は、どうも英語と同じだ。

例えば、バカな奴、阿保な奴を方言でいうと、プリムン、になる。

複称、あるいは総称して言うと、それはERを付けて、プラーにり、プリムン達という意味だ。

わんぱく小僧の事を、ヤマング、と言う。

複称、ないしは総称すると、ERをつけてヤマンガアー、になり、やマング達との意味だ。

太る、というのは、パンタル、と表現する。

太った人達、と総称すると、やはりERをつけて、パンタラーになる。

逃げるは、ピンギルだが、逃げ足の速い奴、ピンギヤーだ。

極めつけ方言は、働くだ。

働く事は、石器時代の昔からあっただろう。その言葉が、ものの見事、英語のワークと同じだ。

働く、それは、方言でも「ワーク」である。

屁理屈こく前に「働けば」の方言は

屁理屈こく前に「ワーキバ」になる。

日本南端の島は、ERだらけだ。

日本国内に、理解しがたい日本人がいた。

しかし、日本人のルーツかもしれない・・・

島の爺ジーに、なんで働くが、ワークなんだと聞いたら、お前は、ヤマトウへ行って、屁理屈屋になった。

そんな事、ワシに聞いても分からない。昔からそうなっているのだから、しかたないさ!

ごちゃごちゃ屁理屈ばかりこいてないで、「ワーキバ !」、(働けば !)、と怒られた。

まあ まあと言って、泡盛をつぐと、全て円満解決。

飛び交う方言を聞いていたら、いにしえの昔へタイムスリップ。

島の年寄りは、性根が正直で優しい。

私は島の年寄りが大好きだ。 

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