2025年12月10日水曜日

1108 蘇って来る

 

少年の目に映った魔法の箱、テレビは、東独はじめ東欧諸国の民主化にも大きな影響を与え、オリンピック中継等でもわかる通り、人々の目となっています。

情報の乏しい小島で育った、ひかる少年の目、子供らしい、素直な目、だったのではないだろうか。

今の子供達にもこのような目は、あるはずで、清らかな瞳を見る時、将来、どのような素晴らしい人生が約束されているのだろうか、と期待せざるを得ません。

また、親元を巣立つ時、県内にとどまるべきか、当時の、常識を越えた所へ飛ぶか、と真剣に悩んだ時期がありました。

しかし、親は既に50才を過ぎ、自分なりの人生を歩んで来た。

二十歳、30歳と歩む、己の今後の人生を考えると、ここで別れがあったとしても、生涯離れ離れになったとしても、自分の人生を優先すべきだ、という結論を得、行動に移したのです。

はたして、何が少年に、生涯を左右する、大きな決断をさせたのだろか。

おそらく、遊びや、悔しい思いの中から、沸々と湧き出た情熱でしょう。

あの甲子園で繰り広げられる高校野球、若者達が、たった一つの目標の為、最大限努力し、熱き鼓動、燃える鼓動をぶつけ合い、勝っても負けても、涙する、あの姿は、ブラウン管を通し、燃える情熱を感じさせ、感動させてくれます。

光輝く瞳から流れ出る、あの大粒の涙は、どんな味がするのだろうか。

辛苦の涙だろうか・・

歓喜の涙だろうか・・

満足の涙だろうか・・

忍耐の涙だろうか・・

他人には分からない、自分一人の味でしょう。

流した涙は、人生のアルバムとして脳裏に収められ、何万回でも蘇って来る事でしょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿

1155 北海道のおばちゃん

   島の民宿では夕食後、泡盛がただで振舞われる。 中庭の大きなテーブルで、星空を眺めながら、お互い自己紹介をし観光客は談笑。 ふらりとその輪の中へ入っていくと、島の人だという事で話を聞きたく、周りに集まってくる。 北海道から来たという、60歳過ぎのおばちゃんが、早速、隣へ割り込...