2026年10月16日金曜日

212 ケツまくり

 

二泊で川治温泉ツアー旅行へ行った。

平日とあって老人だらけ。

新宿発、上野経由で上野から乗った。

高速道路で、予定外にお客のトイレタイムをとるとのアナウンス。

70歳くらいのばーさんがパンク状態で路肩へ降りると、後からじーさんがついて行く。

もどかしくガバッとケツをまくると、これまたタイミングよくじーさんが傘をパッと目隠しに広げる。

あれれ?

透明のビニール傘、まる見えだ。

ワッと言うどよめきと溜息。

スッキリしたばーさんは、じーさんと手を取りニコニコ顔。

夕食は、大広間でそれぞれ膳をとる。

じーさんは食欲旺盛で、ばーさんの膳にまで箸を出す、二度もご飯のお代わりをする。

翌日の夕食は、さすがに仲居さんも心得、おひつごと置いていった。

三日目、午後3時出発とあって、昼食後、帰る前の温泉で混雑していた。

すると、女の声がする。

混浴ではないぞ。

よく見ると、あの石臼のようなお尻のばーさんだ。

じーさんと二人、浴衣姿、おまけにスリッパびしょびしょのまま。

洗い場を端から端まで点検、部屋のカギがないとの事で探している。

とうとう二人は浴槽を見定め、この中にあるはずだ。

温泉を抜こうと手に手をとって行動開始。

おい、全員風邪を引くぞ。

恰幅のいい年寄りが、とうとう切れた。

お前ら、フロントへ行け!

何も悪い事してないのに何で怒るのよ、とすごすご退散。

この分だと帰りのバスで何か起こるな、と期待していたが二人でゴーゴーといびきのハモリ。

息が合う、麗しき夫婦愛。

しかし、やはり事件は起きた。

上野へ着くとじーさんは、ここは自分の家ではない、自分の家は川治温泉だ、すぐに引き返せと言い寄る。

ばーさんは一泊しかしていない、もう一泊あるからすぐに引き返せ、と。

麗しき夫婦愛。

例のじーさんが再度切れた。

運転手の首根っこを捕まえ、こいつらここで降ろせ、と。

この二人今夜中に家へ帰れるか、鍵は?

素晴らしい映画のクライマックスシーンを時間切れで見られない感じで後ろ髪を引かれる。

終点、新宿まで行って結末を見たかった。

末期老人、語録より。

老夫婦、二人でボケれば、敵なしだ。

老夫婦、二人でボケれば、きみまろだ。

老夫婦、二人でボケればメルヘンだ。

老夫婦、二人でボケれば極楽だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

217 まだらボケ

  御年 八十 まだらボケ。 娘と女房の境目なし。 じーっと見つめ ウインクする。 何すんのよ。 キモい スケベオヤジ 入院だ。 一喝 ショボタレ し・失禁だ~ お~い 酒。 朝から ふざけるな。 二喝目 ショボタレ、タレ、タレ。 お~い お茶。 ヨシ!  入院取りやめ。  妄想...